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奄美通信

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奄美大島国直海岸

共存共栄の企業理念とダイバーシティ

2019.07.17

共存共栄。

株式会社奄美航空の企業理念であり、当社の属するマルエーグループ22社共通の理念でもあります。グループ各社・各営業所にこの言葉が掲げられ、日々自分たちの行動がこの理念に合致しているかどうかを問いながら企業運営が行われています。

マルエーグループは、創業者によって提唱された「共存共栄」の理念の下、100年に渡って様々な辛苦を乗り越えて成長を続けてきたわけですが、創業者は、この言葉の意味を一度も説明することはありませんでした。共存共栄を私たちに求めながら、その目指すところは自分たちの頭で考えさせ続けたのです。

その為、創業者の没後も私たちはこの理念の求めるところを一生懸命考え続けています。ある人は、グループ各社が互いに助け合い、支えあいながら1社も脱落することなく成長することを求めているのだと言い、またある人は、商いの鉄則である「三方良し」を指すのだとし、お取引先やお客様を大切にし、社会に貢献していくことを求めているのだと言います。あるいはまた、会社が成長するだけでなく、その前提には社員の幸せが無ければならない、という「会社と社員との共存共栄」を指すのだということもしばしば強調されます。

これらの考え方は、おそらく全て正しく、いずれも創業者の理念の一面を言い当てていると思われます。実際に創業者がどのような世界を目指していたのかは今となっては答えを知ることはできませんが、私たちは、とにかく皆が幸せになることが大切なのだと考え、お取引先やお客様、また共に働く仲間たち、そして私たちを取り巻くこの社会に感謝し、愛情を注ぎながら全ての為になるよう自らの行動を決めています。

一人一人を大切にした結果として、当社には女性所長などの女性管理職も既におり、また外国人も日本人と全く同じ就業条件で働いています。近年叫ばれている「ダイバーシティ」と呼ばれる人材の多様性は、私たちが100年前から実践する「共存共栄」の当然の帰結だと考えています。

そんなダイバーシティに、近年新たに、LGBTと呼ばれる多様な性的指向や性自認を含めるべきだ、あるいは含まれていることをはっきりすべきだとする社会的総意が醸成されつつあります。私たちもそれを当然のことと考え、「共存共栄」の理念の最新の解釈の一つとして受け入れています。それを明示したのが、下記の行動宣言です。

ダイバーシティ&インクルージョンの行動宣言

皆の幸せを目指すということは、一人一人の価値観を尊重するということです。何が幸せなのかを決めるのは自分であり、他人が決めることではありません。誰を好きになろうと、また自分の性別を何だと考えようと、それは全て自分自身が決めることであり、他人にその是非を判断されるようなことがあってはなりません。私たちは、一人一人が他者の価値観を尊重し、受け入れることで皆が自分らしく生き、輝くことを目指します。

株式会社奄美航空
代表取締役社長 有村昌造

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